ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.3.22 05:25

集団的自衛権の法制化に鈍感な国民


今朝の「ゴー宣道場」の設営隊募集も一瞬で決まったようで、

師範としては感謝してその期待に応えねばなりません。

 

集団的自衛権の法制化が進められていますが、国民は何の

ことやらわからないという風情で、何の覚悟も持たずに、

この事態を指をくわえて見送っています。

戦前もこんな感じだったのでしょう。

 

「アメリカについていけば百年安泰」という言葉は

故・岡崎久彦氏の迷セリフですが、その通りに

安倍政権は走り出したようです。

 

だがしかし、現在の集団的自衛権の法制化を進めるのならば、

『新戦争論1』で描いたイラク戦争の総括が

絶対に必要なのです。

イラク戦争が何であったか、アメリカを支持した日本人の

責任は?

この命題から目を塞いで逃げたままで、米軍追従を

進めていいのか?

 

とりあえず、わしとしては来週のライジングで、この問題を

人々に分かりやすく知らせるために、『ゴーマニズム宣言』を

「号外」で配信しようと思います。

「号外」の方が読んでくれる人が増えるからです。

 

412日開催の「ゴー宣道場」では、さらにこの問題を深く

議論したいと思っています。

 

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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